夜の賢者タイムについて
夜はなぜかいろいろなことに思案が巡る。
ほとんどは、というか全てどうでもいいことなのだが、日記に書くようなこともだいたいは夜に思い付く。
専ら、風呂に入っているときに思い付くことが多いが、なぜかはわからない。
そのほかには、帰る途中に友達、主にK君と話しているときに思い浮かぶ。
ついこの間は、心の中にいる自分という人格の二面性についてと、精神的に孤独であることについてを話した。
そのほかにもいろいろなことが思い浮かぶが、ここ最近の自分の中での一番のヒットは独り言を言う癖についてだろう。
どうも自分には独り言を言う癖がある。この日記も言ってしまえば独り言を書き連ねているだけのものだし、風呂とかではよくブツブツ呟いている。
なぜだか深く考えたことはなかったが、この独り言はだいたい自分が考えている事を呟いている。
つまり自分は、自分の考えていることを呟く癖があるのだ。
なぜか分からなかったが、自分の考えたことを口に出してみないと気が済まないのだ。
自分の考えは、口に出さないと存在しないような気がしてしまう。
考えていることは、考えているだけでは存在したとは言えない。それを口に出して初めてその考えは存在するのだ。
つまり、言語化するまで思考は存在しないという風に自分は思っているから自分は独り言をつぶやくのだ。
そんなことをこの間K君と帰りながら話したら、訳が分からないと笑われてしまった。
このようなことを毎日考え、呟いて忘れてまた次の日を過ごす。
この日記は、呟いたこれらの事を忘れないために書いている。
そして、その内容の大半は、この夜の賢者タイムのうちに考えるのだ。
不思議なこともあるものだ。今日はそう思った。